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東京電力の「#工場萌え」問題について

2018年10月29日、東京電力の公式ツイッターアカウントで福島第一原発4号機建屋の内部を撮影して投稿した。しかし、そこには「#工場萌え」という信じられないようなハッシュタグがつけられていた。この施設は大事故の引き金となったもので、とても「萌え」といったような感情が湧いてくるものではない。にもかかわらず、そんなハッシュタグがあったのはなぜなのだろうか。

 

 

「工場萌え」って何?

工場の景観を見て美しさを見出すことを「工場萌え」という。主に夜にライトアップされた工場に使われる言葉である。工場の夜景は写真集が発売されるほどの人気であり、工場好きにはたまらないものらしく、このブームをきっかけに実際の工場を見学する人も急増した。

 

ブームに便乗した東京電力

今回の事件ではおそらくそのブームに便乗して写真集で取り上げてもらうためにアップロードしたものだろう。しかし、大量の放射性物質を撒き散らすような大事故につながった施設を写真集に載せるというのはとても許されるものではない。遊び半分で載せようものならただでは済まない。

 

まとめ

この不謹慎なハッシュタグを見ていると、大事故を引き起こしたにもかかわらず、未だにその惨状や事態の深刻さを理解していないようにも思える。おそらく東京電力は事故の時点でとっくに信用を失っているだろうが、今回の事件を踏まえても信頼を取り戻す可能性は限りなくゼロに近いだろう。やはり東京電力はとても信用できる組織とは言えない。